妊娠時の葉酸はいつ飲む?

妊娠初期に葉酸が必要な理由

ビタミンB群の一種である葉酸は、栄養機能食品として厚生労働省からも認可されている栄養素です。
さらに、日本産婦人科学会でも妊娠中に摂取したい栄養素として推奨しており、その摂取を劣る事による先天異常などについても注意を促しています。

特に妊娠初期といった時期に葉酸を摂取するのが好ましいとして、早い段階からの摂取が声高にいわれていますが、これはなぜなのでしょう?

それは、大体受胎して2~4週間ぐらいにおいてが、非常に細胞分裂が活発な胎児期となるからです。
葉酸は細胞分裂にとって大事なサポート役となる栄養素ですから、これが不足するということは適切な細胞分裂がおこなわれないということ

つまり、無脳症神経管閉鎖障害といった病気の発症リスクがとても高くなるのです。
そういったこともあり、細胞を作り出すために必要な葉酸の摂取が、早い時期から勧められているのです。

また、胎児だけでなく母体にも葉酸は必要不可欠なもの
適切に摂取することで、疲労回復食欲増進貧血などの予防効果が期待できるのですから、母体の事も考えて摂取したいですね。

しかも、急激に変わる自分の体に対してストレスや不安も大きくなる時期だけに、葉酸の精神安定作用もうまく作用していくというのですから無視できません。

理想の葉酸摂取量は?

妊婦さんに推奨されている葉酸の摂取量は、1日あたり440μgとなっています。
これは厚生労働省が発刊する「日本人の食事摂取基準2005年版」によるもので、成人では240μgとなっていることからも、その倍に近い量の摂取が必要なことがわかります。

お腹に胎児がいることからも、通常よりも多い摂取量が必要なのです。
また、出産後の授乳期においては340μgとなっており、やはり妊娠中が一番摂取量が求められていることになります。

ちなみに、近年では不妊症に悩む夫婦も少なくありません。
そうでなくても妊娠を考えている女性、もしくは妊娠の可能性がある女性においては、妊婦さんに近い400μgの摂取量が推奨されています。

つまり、妊婦さん、妊娠を考えている女性、授乳期、一般的な健康状態…といった順で葉酸の摂取量が変わるのです。

逆に、葉酸摂取の限界量というのはあるのでしょうか?

厚生労働省が述べる上限によると、1日1,000μgとなっています。
とはえい、この数値を超えるだけの量を摂取するのはなかなか大変。

葉酸を含む食べ物をたくさん食べたとしても、その調理による栄養素の損失や100%の吸収率ではないことからも、そこまで大量に葉酸を摂取することができません
また、サプリメントから摂取するにしても、規定の量以上を飲まないと無理でしょう。

さらに、葉酸は水溶性ビタミンB群であることからも、長い期間において貯蔵しておくことができません
加えて、過剰に摂取した分は尿と一緒に排出されてしまいます。
このことからも、葉酸の過剰摂取というのはなかなか難しく、それに伴う悪影響なんかも引き起こしにくいといえるのです。

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